皆さん、コロナが流行ってから毎日PCRって、言っていますが何のことか分かりますでしょうか?
コロナの検査のこと?いいえ、違います。PCRとは、英語の頭文字の略称で、Polymerase Chain Reaction の略称です。
なんか、急に英語出てきた!と思うかもしれませんが、正式名称は大事です。
PCR検査の原理を理解するには、まずはDNAの構造を理解することが大事です。生物の授業を思い出してください。そう、二重らせん構造ですね!
これは、2本の鎖がそれぞれ水素結合を用いて結合しています。
水素結合はとても弱い結合の仕方です。ですので、まずは加熱して水素結合を外してあげます。これでDNAは1本になります。
ここで温度を下げることで、今度はプライマーという起点になる短いDNAをくっつけます。
それを酵素で伸ばしていき、2重らせん構造のDNAを複製します。
これを繰り返していくことで、1個でもDNAがあればこれを検出することができるようになります。
ですので、現在コロナのPCR検査が有名ですが、結核などの検査でも応用されている検査です。
皆さん、今回は少し難しかったかもしれませんがいかがだったでしょうか。
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ではでは!
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