うがいって実は諸外国ではあまりされていない文化なんです。このうがいという日本だけの文化は、はたしてコロナに有効でしょうか。またイソジンうがいはコロナに有効なんでしょうか。
2005年に米国予防医学会誌に掲載された論文の解説をします。あ、論文と言っても逃げないでください!そんなに難しくないので~!
まずは被験者をランダムに
1,水うがい群
2,イソジンうがい群
3,なにもしない群
に分けます。
この際に水でうがいした群は何もしない群と比較しておよそ40%も風邪の発症率が低下しました!
また、何もしない群とイソジンでうがいした群では統計的に差を認めませんでした。
これらのことから、医学的には水うがいは風邪に有効でしたが、イソジンうがいは統計的に効果を認めなかったことがわかります。
今回の試験は風邪での比較試験ですが、コロナでも同様の結果が得られる可能性は高いと思われます。
イソジンが水うがいに劣っている理由は詳しくはわかりませんが、喉の常在菌叢を破壊したり、細胞を障がいしている可能性などが考えられるかなと思います。
ちなみに、イソジンうがいでPCRが陰性化したという話題が以前ありましたよね。イソジンうがいを1日4回したところ、唾液のPCRの陽性率が40%から9%に大幅に減ったと。
PCRについては別記しますが、要は遺伝子を増幅して調べているだけなんですね。だから、イソジンで破壊されればそりゃあ検出されないだろうと。要は、治療効果があったんではなく、検査が陰性になっただけですね。
ですので、総合するとうがいは水で十分です!皆さん、企業のマーケティングに騙されにように!
今日は以上です!
※引用元
ScienceDirect
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