寒い地域の動物は大きい傾向にあります。想像してみてください。
熱帯に生息するマレーグマは体調140cmに対してホッキョクグマは2mを超えます。なぜでしょうか。
答えは体積と表面積を考えるとわかります。寒い地域の動物は寒さから身を守りたいし、暑い地域の動物は熱を放散したいですよね。
じゃあ、どうやって野生動物は熱の放散を調整しているのでしょうか?
熱の放散は体積あたりの表面積の割合で決定され、これをベルクマンの法則といいます。
下の図の通り、体積を増やすと体積に対する表面積が減少する傾向にあります。
寒い地域では熱の放散を防ぐ必要があるので体を大きくして、相対的な表面積を減らすわけですね。
同じような法則にアレンの法則というものがあります。こちらは暑い地域ほど手足や感覚器官が長いというものです。これは表面積を増やして熱の放散を行うためですね。
例を貼っておきますね!
ギャラリー:体の割に耳が大きな動物たち 写真6点
オオミミトビネズミの耳は、体長の3分の2もの長さがある。熱を逃がしたり、餌を見つけるために耳を巨大化させた動物たちを紹介しよう。
↑オオミミトビネズミという種類です。可愛いですよね!
生物は原理がわかれば非常にわかりやすいので、暗記と考えずに考えるのがおすすめです。
ではでは!
コメント