キリンの首はなぜ長いのでしょうか。ダーウィンの進化論から復習していきましょう。
生物の授業を覚えていますか?ダーウィンの進化論とは生存に適した個体が生き残り、生き残った個体の特徴が受け継がれていき、進化するという理論ですよね。
一理あると思います。
実際に、キリンの首が長い理由は高いところにある食物を食べられるためという説が優勢です。
では、これは本当でしょうか?ダーウィンの進化論は古典的でわかりやすいですが、現代ではいくつか矛盾点も出てきています。
1,中間段階の化石が残っていないこと
魚と両生類の中間の化石など、無いことはおかしいのではないでしょうか。
2,長時間進化していない生物も存在する
これはシーラカンスなどがそうですね。何故シーラカンスは進化していないのでしょう。
3,必ずしも有利な形質に進化するわけではない
キリンは実際には低い樹木の葉っぱを食べていることが多いです。これは矛盾しませんか?
もしかすると、実際には生存には不利な形質なのに首が長い可能性はないでしょうか。
生物の進化に関してはなかなか本当のことを調べるのは難しいところがあります。
今回はnatureの記事から解説していきたいと思います。
こちらの記事によれば、古代のキリンの化石を研究しているところによると、キリンの首が長くなった原因については、食料競争の他に性的競争の結果の可能性があるとのことでした。現代でもオスのキリンは長い首で他のオスと戦います。
過去にジラフォイドという種のキリンの先祖と思われる種があり、この種は頭に帽子のような骨をつけており、これでオス同士で争っていた可能性も考えられます。
実際にキリンは自分の首より低い樹木から食べることが多く、あの首の長さはデメリットが勝るのでは?という意見もあります。
このようなことからキリンは性的な競争の結果、首が伸びたのでは?という考えです。
ダーウィンの適者生存とは少し異なりますよね。
生物はいろいろな意見があり面白いですよね!
ではではー!今日もありがとうございましたー!
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